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文献概要
集談会物語り
東北眼科集談会の記
著者: 浦山晃1
所属機関: 1東北大学眼科教室
ページ範囲:P.1023 - P.1025
文献購入ページに移動(イ)始まりと歴史
東北地方在住の眼科医相互間になにか集談会的な集いを持ちたいという気運は,かなり古くからあり,故小柳教授ご在任中にも,東北大眼科医局を中心として,再三企劃せられ,事実,一二度は開催せられたらしいのであるが,遺憾ながら現在,医局には確かな記録が残つていない。若干の先輩にも,訊してみたが,詳かでないので,こゝでは昭和17年以後の記録に拠つて語ることとし,それ以前の数十年間は,本集談会にとつては,謂わば伝説的な前史時代であつたと仮にしておく。
昭和17年,林教授ご就任以後は医局内の抄読会に毎回仙台附近の開業医の方々をもお招きして着々集談会設立の準備を整えつゝあつたのであるが,生憎の大戦にそれも一旦,中絶し,終戦と共に愈々気運熟して東北眼科集談会の発足にまで漕ぎつけたのが昭和21年6月の風薫る候であつた。
東北地方在住の眼科医相互間になにか集談会的な集いを持ちたいという気運は,かなり古くからあり,故小柳教授ご在任中にも,東北大眼科医局を中心として,再三企劃せられ,事実,一二度は開催せられたらしいのであるが,遺憾ながら現在,医局には確かな記録が残つていない。若干の先輩にも,訊してみたが,詳かでないので,こゝでは昭和17年以後の記録に拠つて語ることとし,それ以前の数十年間は,本集談会にとつては,謂わば伝説的な前史時代であつたと仮にしておく。
昭和17年,林教授ご就任以後は医局内の抄読会に毎回仙台附近の開業医の方々をもお招きして着々集談会設立の準備を整えつゝあつたのであるが,生憎の大戦にそれも一旦,中絶し,終戦と共に愈々気運熟して東北眼科集談会の発足にまで漕ぎつけたのが昭和21年6月の風薫る候であつた。
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