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文献詳細

雑誌文献

生体の科学1巻2号

1949年08月発行

研究報告

運動による2,3血液及尿中の變化—Ⅰ.乳酸及び焦性ブドウ酸の變比

著者: 茂手木皓喜1

所属機関: 1東京大學醫學部生化學教室

ページ範囲:P.91 - P.93

文献概要

 1.緒言
 運動時の血液及び尿所見については報告が少くないが,運動にともなう諸成分の相互關係を時間的に究してその變化の意義を把握しようとする研究は比較的少い。しかもこれ等の少數の報告の間にも一貫性がなくその結論も一致していない。これは運動の強度,種類,食餌の影響等の種々の因子の相違によるのであつて,筋勞作の實態を知るにはその時の諸條件を充分檢討しなければならない。
 余は血液及尿について種々の成分の運動時の消長を實驗したがここには記録及び焦性葡萄酸の變化を報告する。採血採尿はなるべく頻回に行い,採血は5〜20分毎,採尿は10〜20分毎に行つて,各成分の一過性の變化が明瞭にみられるやうにした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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