文献詳細
研究報告
電氣刺激によるバビンスキー反射に就いて
著者: 山本宗三1 眞島英信2 藤崎喬久1
所属機関: 1東京大學醫學部佐々内科教室 2東京大學醫學部生理學教室
ページ範囲:P.107 - P.110
文献概要
電氣刺激の方法は電源に電燈線をそのまゝ用ひスライダツクによつて適當な電壓として刺激部位に導いた。刺激部位は通常臨床で擦過する部分であるがこれを挿む樣に2極共に足蹠に置かねばならない。電極は2cm×0.8cmの銀板又は直經1cmの銀板をガーゼで包み飽和食鹽水に浸して用ひた。前處置として足を温湯でよく洗ひ足蹠は沃丁かキシロール等を塗布して皮膚の抵抗を成るべく小さくしておく。
掲載誌情報