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文献詳細

雑誌文献

生体の科学1巻4号

1950年01月発行

文献概要

研究報告

腎機能に及ぼす電撃作用

著者: 伊藤秀三郞1 小池修1 京塚亘夫1

所属機関: 1東京醫科大學生理學教室

ページ範囲:P.213 - P.215

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 電撃の生理作用を明かにするため吾々は既に血液,呼吸,心臓,胃腸並に體温に就て調べている。偖て吾々は電撃が腎機能に如何なる影響を與えるか,Phenolsulphonephthalein-red(C19H14O5S)による腎機能の檢査法を利用して試みた。この方法はRownfree及びGeraghty(1910年)以來多數の學者により行われ,特に腎疾患の臨床的機能検査に廣く使用され今日に至つている。
 吾々は成熟家兎に電撃を加えPhenolsulphonephthalein-redの排泄時間の變化を檢査し且つ次項の實驗方法に述べる如く,排泄時間には血液循環時間の要素が含まれているので,松岡氏のSulfamin法を用い吟味し,其の上で次の如き傾向が見出されたので此處に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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