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文献詳細

雑誌文献

生体の科学1巻5号

1950年03月発行

文献概要

速報

P-Chlorbenzolsulfonamid誘導體の合成研究(第1報)

著者: 太田淸彦1

所属機関: 1熊本醫科大學生化學教室

ページ範囲:P.262 - P.263

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 余は今般P-Aminobenzolsulfonamid及其誘導體をDiazo化し,p-Chlorbenzolsulfonamid誘導體を合成せり。此等物質に就き細菌發育阻止作用の有無を實驗中なるも,茲に其の合成經過を報告せんとするものである。
合成實驗;
 No.Ⅰ)p-Chlorbenzolsulfonamid p-Aminobenzolsulfonamid 8.6gを2N-HCI 65cc.に溶解し0〜5℃に於て,3.5gのN2NO2を20c.c.の水に溶解せる液を滴下し,Diazo化を行う。結晶硫酸銅15gを70cc.の水に溶解,煮沸せる中に,前のDiazo化溶液を添加すればN2を放出し分解す。冷却後析出せる淡黄褐色の沈澱を吸引爐集水洗し,稀Alkoholより再結晶す。得量5.3g。
 No.Ⅱ)2-(4′-Chlorbenzolsulfonamid)-pyrimidinp-Aminobenzolsulfonamidpyrimidin**8gを2N-HCI 65cc.に溶解し5℃に冷却,NaNO22.5gと水12cc.の溶液でDiazo化を行ひ,之を硫酸銅40gを水80cc.に溶解沸騰せる中に滴下分解せしめ冷後黄色沈澱を稀Alkoholより再結晶。得量5.6g。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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