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文献詳細

雑誌文献

生体の科学1巻6号

1950年06月発行

研究報告

1-(p-Sulfamylphenyl)-semicarbazideの生物学的研究に就て

著者: 武田德晴1 岡野光雄1 栗塚一男1 前島世志子1

所属機関: 1傅染病研究所第3研究部

ページ範囲:P.296 - P.297

文献概要

 さきに我々はp-Hydrazinophenylsulfonamide塩酸塩の毒性並に血液毒の減退に就て報告1)したが尚若干の毒性を有しているので,これを除去する意味に於いて,さきにP-Glucozonophenylhydrazineを合成2)し,その生物学的作用を檢3)した.即ち毒性は更に減退しているが之が化学療法として結核に及ぼす効果は著しく減退していることを知つた.
 今回はp-Hydrazinophenylsulfonamideに尿素を結合せしめて1-(P-sulfamylphenyl)-semicardazideを自製し,その生物学的作用を檢討することにしたが,その毒性が殆んど見られないので茲に報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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