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文献詳細

雑誌文献

生体の科学10巻1号

1959年02月発行

文献概要

綜説

細胞の起源をめぐる諸問題—Oparinのcoacervation説批判

著者: 田代裕1

所属機関: 1京都大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.10 - P.20

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I.はじめに
 "生命の起源"の問題は,これと幾つかの段階に分けて取扱うことが出来る。例えばOparin1)はOrigin of Lifeの中で問題を
 1)炭素及び窒素化合物の原始形態
 2)有機物及び蛋白質の起源
 3)原始膠質系の起源
 4)原生物の起源
 5)原生物の進化
 の5段階に分けて考えている。ここで著者が取扱うのは3)及び4)つまり細胞の起源の問題である。
 細胞の起源を科学的に問題にする場合,2つの相反する立場が存在することに気付く2)3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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