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酸溶性ヌクレオチドとその臓器分布について
著者: 堀江滋夫1
所属機関: 1東京大学医学部生化学教室
ページ範囲:P.284 - P.293
文献購入ページに移動 Ⅰ.ヌクレオチド(nucleotide)
ヌクレオチドは有機塩基—五炭糖—燐酸の3者が結合した基本構造をもつ物質の総称で,生体にひろく分布している。燐酸と五炭糖との間のエステル結合によつて多分子が重合したものをポリヌクレオチドといい,これに属するものとしてリボ核酸,デオキシリボ核酸等がある。重合していない形のものをモノヌクレオチドmononucleotideといい,アデニル酸(AMP)がその一例である。モノヌクレオチドおよび重合度の低いヌクレオチドを合せてオリゴヌクレオチドということがある。
ヌクレオチドは有機塩基—五炭糖—燐酸の3者が結合した基本構造をもつ物質の総称で,生体にひろく分布している。燐酸と五炭糖との間のエステル結合によつて多分子が重合したものをポリヌクレオチドといい,これに属するものとしてリボ核酸,デオキシリボ核酸等がある。重合していない形のものをモノヌクレオチドmononucleotideといい,アデニル酸(AMP)がその一例である。モノヌクレオチドおよび重合度の低いヌクレオチドを合せてオリゴヌクレオチドということがある。
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