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Pyruvate kinaseのNucleotide特異性について
著者: 鷲尾倭文1
所属機関: 1東京大学医学部生化学教室
ページ範囲:P.315 - P.318
文献購入ページに移動 筋肉及び酵母より精製したpyruvate kinaseのnucleotide特異性について研究して次の結果をえた。
(1)何れの酵素もリン酸受容体としてADP,GDP,IDP,UDP,CDPが有効である。その相互活性比は本実験の条件下では筋肉の酵素ではA:G:U:I:C=100:67:18:17:10,酵母の酵素ではA:U:C:G:1=100:10:6:5:3であつた。
(2)各nucleotideの至適pHを求めた結果,筋肉の酵素では何れも7.2-7.5の間にあって著しい差が認められなかつたが酵母の酵素では5.8から70の間にあつて,かなりの差異を認めた。
稿を終るに臨み,終始御懇切なる御指導御校閲を賜つた島薗順雄教授に厚く感謝する。又研究に際し種々御助言を頂いた真野嘉長講師に感謝する。
(1)何れの酵素もリン酸受容体としてADP,GDP,IDP,UDP,CDPが有効である。その相互活性比は本実験の条件下では筋肉の酵素ではA:G:U:I:C=100:67:18:17:10,酵母の酵素ではA:U:C:G:1=100:10:6:5:3であつた。
(2)各nucleotideの至適pHを求めた結果,筋肉の酵素では何れも7.2-7.5の間にあって著しい差が認められなかつたが酵母の酵素では5.8から70の間にあつて,かなりの差異を認めた。
稿を終るに臨み,終始御懇切なる御指導御校閲を賜つた島薗順雄教授に厚く感謝する。又研究に際し種々御助言を頂いた真野嘉長講師に感謝する。
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