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綜説
平滑筋の電気生理学的研究—細胞内電位をめぐる諸問題
著者: 後藤昌義1 落合正直1 東郷実幸2
所属機関: 1九州大学医学部第二生理学教室 2鹿児島大学医学部第二生理学教室
ページ範囲:P.13 - P.22
文献購入ページに移動平滑筋の電気現象に関する研究報告は実に夥しい数にのぼる。それらは昭和医大の井上,市川両教授が編纂された平滑筋生理学文献集(1959)に明らかな通りである。限られた紙面においてこれらの全般的な綜説を試みることは,勿論不可能であるが,Evans(1926),Bozler(1936,1937,1939,1941,1948),Fisher(1944),Buchtal(1947),Rothenblueth(1950),Prosser(1950),市川(1959),丹生(1959),大谷(1951),Hoyle(1957),後藤ら(1957,1959)の綜説または著書によく論述されており,これらを御参照いただきたい。ただここには平滑筋の電気生理学における最近の進歩と2,3の問題を指摘して,同学の皆様の御参考に供することが出来たらと思う。
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