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文献詳細

雑誌文献

生体の科学11巻1号

1960年02月発行

報告

大脳皮質に於けるDendritic PotentialのSummationとRecovery Process

著者: 岩瀬善彦1 池田卓司1 内田孝1 溝淵孝雄1 漆葉昌延1 越智淳三1

所属機関: 1京都府立医科大学生理学教室

ページ範囲:P.33 - P.36

文献概要

 Dendritic potential(DP)の研究は最近各方面から注目され多数の報告1)がみられるが,記録されたDPの基本的性質と本態については未だ定説がない。
 たとえばBishop等2),Grundfest等3)はDPの波形,加重現象等からDPはpostsynaptic pot.(PSP)であると考えている。これに対しChang4),Burns等5)は延髄錐体の逆行性刺激実験等によりDPはDendriteの膜の活動電位であると云つている。従つてDPの基本的性質は勿論のこと,その発生部位についても明らかにされていない。隅田6)は閾値刺激で運動領のDPについてexcitability cycleの研究を行つたが,最近池田7)は運動領以外の領野に於いてはrecovery of responsivenessが異なる結果を得た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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