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文献詳細

雑誌文献

生体の科学11巻4号

1960年08月発行

文献概要

論述

腎糸球体の電子顕微鏡像

著者: 坂口弘1 鈴木康之亮1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.163 - P.169

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 まえがき
 腎臓の電子顕微鏡像については別の機会に数回にわたつて書いた事があり,それ等を簡単に纒めてほしいとの編集よりの依頼があつたので,今回は腎臓の中で糸球体に関する部分のみを記そうと思う。従つて本文に掲載した電顕写真の中には前記論文に使用したものをそのまま転載したもののある事をあらかじめお断わりしておく。詳細な点については下記の論文を参照されたい。
  綜合医学,15(9):672,昭33.
  綜合医学,15(12):870,昭33.
  綜合医学,16(5):541,昭34.
  Keio J. Med.8(3):129,1959.
 腎糸球体は複雑な血管の毬で,輸入血管から入り輸出血管へ出てゆく。そしてこれが発見された当時から血液中の老廃物を濾過して尿を作る部分である事は一般に認められていた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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