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報告
脳細胞のKイオン代謝に及ぼすγ-Aminobutyric acidの影響
著者: 高田充1
所属機関: 1大阪大学歯学部生理学教室
ページ範囲:P.243 - P.246
文献購入ページに移動ここで問題は,神経興奮を抑制する物質は何かということであり,又興奮抑制の電気生理学的現象と抑制物質との相関関係を明らかにすることである。抑制物質に関する研究は,Florey2)によつて先鞭をつけられBazemore, Elliott及びFlorey3)によりGABA(γ-aminobutyric acid)と同定された。しかしGABAがInhibitory transmitterそのものであると断ずるには,まだ多くの研究が望まれる。
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