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論述
電気的シナプスの微細構造
著者: 浜清1
所属機関: 1広島大学医学部解剖学教室
ページ範囲:P.72 - P.84
文献購入ページに移動 Ⅰ.緒言
シナプスは其の興奮伝達機構の様式により化学的シナプスと電気的シナプスの2種類に大別され,更に後者には一方向性の伝達を行うものと両方向性の伝達を行うものが区別される(Furshpan and Potter 1957,59, Katz 1959)。脊椎動物の中枢及び末梢に見られる各種のシナプスの多くは従来化学的シナプスと考えられており電気的シナプスの例は比較的に稀である。
(注)「シナプスとは此処では2個のノイロン,ノイロンと効果細胞あるいは受容細胞とノイロンが相接する部で,其の部を通して何等かの機構により一方向性あるいは両方向性に興奮の伝達が行われる場所の総称である。」
シナプスは其の興奮伝達機構の様式により化学的シナプスと電気的シナプスの2種類に大別され,更に後者には一方向性の伝達を行うものと両方向性の伝達を行うものが区別される(Furshpan and Potter 1957,59, Katz 1959)。脊椎動物の中枢及び末梢に見られる各種のシナプスの多くは従来化学的シナプスと考えられており電気的シナプスの例は比較的に稀である。
(注)「シナプスとは此処では2個のノイロン,ノイロンと効果細胞あるいは受容細胞とノイロンが相接する部で,其の部を通して何等かの機構により一方向性あるいは両方向性に興奮の伝達が行われる場所の総称である。」
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