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文献詳細

雑誌文献

生体の科学12巻2号

1961年04月発行

文献概要

論述

電気的シナプスの微細構造

著者: 浜清1

所属機関: 1広島大学医学部解剖学教室

ページ範囲:P.72 - P.84

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 Ⅰ.緒言
 シナプスは其の興奮伝達機構の様式により化学的シナプスと電気的シナプスの2種類に大別され,更に後者には一方向性の伝達を行うものと両方向性の伝達を行うものが区別される(Furshpan and Potter 1957,59, Katz 1959)。脊椎動物の中枢及び末梢に見られる各種のシナプスの多くは従来化学的シナプスと考えられており電気的シナプスの例は比較的に稀である。
(注)「シナプスとは此処では2個のノイロン,ノイロンと効果細胞あるいは受容細胞とノイロンが相接する部で,其の部を通して何等かの機構により一方向性あるいは両方向性に興奮の伝達が行われる場所の総称である。」

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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