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文献詳細

雑誌文献

生体の科学12巻6号

1961年12月発行

文献概要

報告

Phototransistorによる瞳孔径の連続描記法

著者: 植木昭和1 大野新治1

所属機関: 1九州大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.279 - P.285

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 瞳孔の大きさを測定するには,普通瞳孔計を用いて直接測定されている。また瞳孔をカメラで撮映し,これを引伸ばし,或いは拡大投映して測定をしている人もある。しかし瞳孔計を用いて測定する時は誤差が大きく,カメラ撮影による測定には煩雑な手間がかかる。またこれらの方法では,時々刻々に変つてゆく瞳孔径の変化を観察することは不可能である。
 瞳孔を連続的に観察するには,これをムービーカメラで連続撮映する1)2)のが最も自然ないい方法であるが,フィルムに金がかかつて貧乏な研究室では手が出ない。しかし薬物の瞳孔作用を調べる場合,瞳孔径の連続的測定ができれば,極めて便利である。そこで著者らは,なるべく金のかからない方法で,できるだけ手軽に,瞳孔径の大きさを連続的に描記する方法を見出さんと企てた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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