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文献概要
特集 生物々理—生理学生物々理若手グループ第1回ミーティングから
生体膜の生理の問題
著者: 若林勲1
所属機関: 1東京医科大学
ページ範囲:P.220 - P.230
文献購入ページに移動 Ⅰ.諸種の生体膜
生体は個体内部,組織といわず細胞といわず物質の不均一な分布をすることが一つの特徴となつている。従つて至るところに界面があつて物質の均一化が防がれて居り,そのために各種の膜が見出される。しかし諸種の物質が変化しまた移動することが生命を維持する条件であるから,膜を通つて移動する物質があるばかりでなく,膜の透過性もまた時に応じ生体の機能と共に変化するのが屡々認められる。
生体は個体内部,組織といわず細胞といわず物質の不均一な分布をすることが一つの特徴となつている。従つて至るところに界面があつて物質の均一化が防がれて居り,そのために各種の膜が見出される。しかし諸種の物質が変化しまた移動することが生命を維持する条件であるから,膜を通つて移動する物質があるばかりでなく,膜の透過性もまた時に応じ生体の機能と共に変化するのが屡々認められる。
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