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文献詳細

雑誌文献

生体の科学14巻3号

1963年06月発行

文献概要

論述

Catecholamine増強物質とその作用態度

著者: 粕谷豊1

所属機関: 1東京大学薬学部薬品作用学教室

ページ範囲:P.144 - P.156

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 adrenaline,noradrenalineの作用を増強する物質の数は非常に多く,その研究の歴史も古いにかかわらず,作用機序の明確にされている物は少い。然しこれ等の作用機序解明は常に大きな課題として,新知見が得られる度に再検討され,また研究の手がかりとなつてadrenergic mechanism追究の上に大きな貢献をなしてきた。
 著者はたまたま鎮痙剤を目的とした合成物中にadrenaline増強作用を有する化合物を見出し,その薬理作用を既知の増強物質と比較する必要上若干の調査を行なつたので,以下にcocaineを中心として作用機序研究の経過を眺めてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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