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文献詳細

雑誌文献

生体の科学14巻5号

1963年10月発行

文献概要

論述

Strospesideの猫心臓交感神経活動に及ぼす抑制作用について

著者: 安孫子保1

所属機関: 1北海道大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.245 - P.249

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 強心配糖体による徐脈発現の機序は,現在においても完全には解明されていない。さきに著者1)は強心配糖体による徐脈の機序には,迷走神経を介する反射性機構の他に,洞神経を上行して中枢を介し頸髄を下行して星状神経節を経て心臓に至る反射経路が存在するであろうと推定した。
 本実験は,Strospesideによる徐脈発現に交感神経が関係しているのではないかという著者の考えを,心臓交感神経の遠心性放電に対するStrospesideの影響を観察することによつて確めたいと思い試みたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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