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文献詳細

雑誌文献

生体の科学15巻3号

1964年06月発行

文献概要

特集 第13回日本生理科学連合シンポジウム

筋原線維の構造と収縮の機序

著者: 名取礼二1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学生理学教室

ページ範囲:P.119 - P.124

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 Ⅰ
 生きている状態を変えないようにして,骨格筋を分割できる最終の単位は筋線維であり,これに傷をつけて分割すれば生きている性質は失われると考えられていた。しかし,流動パラフィンその他油中に筋線維をいれて,形質膜を剥離し,中の筋原線維をとり出すと,いろいろの性質が生きているときとほとんど変わらない標本ができる1)
 そこで,生理的性質を残存するという立場で筋線維の分割の限界を筋原線維の段階までおしすすめられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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