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文献詳細

雑誌文献

生体の科学15巻3号

1964年06月発行

文献概要

論述

電圧—電流—時間特性による生体興奮膜の解析(その2)

著者: 東野庄司1

所属機関: 1群馬大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.136 - P.145

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 Ⅵ.生体興奮膜におけるinductance成分
 HodgkinとFrankenhaeuser(1959)の行なつた実験(Fig. 25)で,Caを減らした液において膜にshort shockを与えたとき,及びGrund fest等の行なつた実験(Fig. 26)で,膜をある程度depolarizeしてからshort shockを与えた場合には,減衰振動が発生する。
 Hodgkinが計算した結果(1952)は,inductanceが約0.39henryで,ColeとBaker(1941)は別にimpedance bridgeによる測定(Fig. 27)から0.2henryという値を出している。このimpedance locusから考えられる等価回路は,抵抗とinductanceの直列になつたものにcondenserが並列に接続されたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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