文献詳細
綜説
文献概要
歴史的背景
自律神経系・体性神経系の化学的分類,つまり伝達物質を基準にした末梢神経系の分類はDale(1935)に負うところが大きい。
伝達物質として神経末端からACh(acetylcholine)を遊離するcholine作動線維とsympathinを遊離するadrenaline作動線維とが区別されているが,sympathinの化学的同定やadrenaline作動線維の働きに関しては,とくに紆余曲折の多い道がたどられ,今日に至つている。
自律神経系・体性神経系の化学的分類,つまり伝達物質を基準にした末梢神経系の分類はDale(1935)に負うところが大きい。
伝達物質として神経末端からACh(acetylcholine)を遊離するcholine作動線維とsympathinを遊離するadrenaline作動線維とが区別されているが,sympathinの化学的同定やadrenaline作動線維の働きに関しては,とくに紆余曲折の多い道がたどられ,今日に至つている。
掲載誌情報