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文献詳細

雑誌文献

生体の科学16巻2号

1965年04月発行

文献概要

アンケート

蛋白質の構造について

著者: 赤堀四郎1 成田耕造1 野田春彦2 岩井浩一2 角戸正夫1

所属機関: 1阪大蛋白質研究所 2東大理学部生物化学教室

ページ範囲:P.85 - P.87

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 蛋白質の合成は,生命の創造に連なる問題として,科学者の大きな夢といえよう。その前段階としてまず「蛋白質の構造」の解明が重要と思われる。
 現在蛋白質の一次構造については,およそのみとおしもついた段階で,おいおい高次構造も解明されようとしている状況といえる。前号では,蛋白質の構造について「話し合い」を掲載したが,今回はつぎの諸点に関し,日頃,この問題に造詣の深い方々の意見をあつめた。
 1.一次構造が高次構造を決定するといいきつてよいかどうか
 2.酵素作用と蛋白質構造との関係について
 3.免疫学の領域における蛋白構造の問題について
 4.高次構造と生理学的機能との関係に関する研究はどのように発展するか
 5.生理学上重要な構造蛋白質(たとえばミトコンドリアの蛋白質)の構造について

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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