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文献詳細

雑誌文献

生体の科学16巻4号

1965年08月発行

文献概要

アンケート

ミトコンドリアの形態について

著者: 品川嘉也1 小川和郎2 佐藤七郎3 山田英智4 村上悟5 水平敏知6 田代裕7

所属機関: 1京大生理学教室 2関西医大解剖学教室 3東大植物学教室 4九大解剖学教室 5東大教養学部生物学教室 6東医歯大硬研組織 7関西医大生理学教室

ページ範囲:P.187 - P.191

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 現在ミトコンドリアの形態については,技術的な限界から,ある程度の一致した見方が生れておりますが,なお未解決な点も多く残つており,今回は身近な問題点をいくつかとりあげてみました。次のことに関し,日頃この問題に造詣の深い方々の意見をあつめました。
 1.ミトコンドリアの超微構造において,膜の形態がネガティブ染色によるときと,超薄切片法による場合とでその電顕像に大きな差を生じますが,これをどのように考えたらよいでしようか。
 2.これに関連して,Greenのいうミトコンドリア膜の分子構造モデルはどのように理解したらよいでしようか。あるいは,これに代るモデルをお考えでしたら,どのようなものでしようか。
 3.クリスタル以外のミトコンドリア内部に含まれるものはどんな構造物で,どのようにその機能を考えたらよいでしようか。
 4.ミトコンドリアの成長についての問題は,将来どんな形で研究が進められるとお考えですか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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