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文献詳細

雑誌文献

生体の科学16巻6号

1965年12月発行

アンケート

心筋のプラトー電位について

著者: 前川孫二郎1 佐野豊美2 柴田二郎3 中島重広4 山岸俊一5 田中一郎6

所属機関: 1京都大学内科 2東医歯大心研生理 3山口大生理学教室 4順大生理学教室 5東医歯大心研生理 6東京女子医大生理学教室

ページ範囲:P.292 - P.295

文献概要

 心筋のプラトー電位はヤリイカの巨大軸索の活動電位には見られない特有な現象であり,その成因に関して種々のご意見があるかと思います。次の2つの質問に対して日頃この問題にご造詣の深い先生のご意見をお聞かせ下さい。
1.(AまたはB)
 A プラトー電位も,ナトリウム説にある修正を施すことにより,結局はNaとKの透過性の変化として完全に説明されると考える。この場合どのような修正を施したらよいか。
 B ヤリイカの巨大軸索にはない,まつたく別の因子を考えに入れなければならない。この場合
   1.Na,K以下のイオンが関与するか
   2.心筋に特有な構造が関与するか
   3.収縮が関与するか
   4.その他の因子が関与するか
2.(CまたはD)
 C 将来AかBかを決定するためにはどのようなことが証明されればよいか
 D 現在すでに決定的だとお考えの場合,Aとお考えの場合はB(Bとお考えの場合はA)の可能性を示す実験をどう解釈したらよいか

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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