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巻頭言
生物物理学の国際組織
著者: 小谷正雄1
所属機関: 1大阪大学
ページ範囲:P.53 - P.53
文献購入ページに移動 自然科学のいろいろの専門分野について,国際会議の開催,その他研究上の国際協力を推進するための機関として国際学術連合(International Scientific Union)が作られている。生物学一般については国際生物科学連合(IUBS),生理学については国際生理科学連合(IUPS),物理学については国際純粋および応用物理学連合(IUPAP),といつた具合である。これらの,学術連合は各その加盟国をもち,加盟国から分担金を払つているが,さらにこれらの学術連合が集つて国際学術連合会議(lnternational Council ofScientific Unions,I. C. S. U.)を作つており,国際地球観測年(IGY),国際生物学プログラム(IBP)などの協同研究活動はこのICSUが行なつているのである。
さて,ICSUに属する国際学術連合は昨年まで14であつたが,今年1月5日から11日にわたつてインドのボンベイで開かれたICSUの第8回総会で,生物物理学が第15番目のUnionとして認められた。公式の名称はInternational Union of Pure and AppliedBiophysics,IUPABとなると思われる。なお,同時に提案された栄養科学をUnionに認める件は投票の結果否決された。
さて,ICSUに属する国際学術連合は昨年まで14であつたが,今年1月5日から11日にわたつてインドのボンベイで開かれたICSUの第8回総会で,生物物理学が第15番目のUnionとして認められた。公式の名称はInternational Union of Pure and AppliedBiophysics,IUPABとなると思われる。なお,同時に提案された栄養科学をUnionに認める件は投票の結果否決された。
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