icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学17巻3号

1966年06月発行

文献概要

アンケート・9

「平滑筋について」

著者: 栗山煕1 福原武2 横山正松3 玉重三男4 市河三太5 川端五郎6 白鳥常男7 田北周平8 鈴木泰三9

所属機関: 1九大生理学教室 2岡山大生理学教室 3福島医大生理学教室 4北大理学部動物学教室 5昭和大生理学教室 6山口大生理学教室 7東北大外科学教室 8徳島大外科学教室 9東北大応用生理学教室

ページ範囲:P.143 - P.147

文献購入ページに移動
 平滑筋細胞間における興奮あるいは収縮の伝播の問題については,現在非常にまちまちな意見が述べられてしるようですが,日頃この問題に造詣の深い方々の意見をあつめました。
 1.先生のご経験から次の考え方についてのご批判をお聞かせ下さい。
 (A)細胞と細胞との間に明らかな間隙のあるsynapseと同様の伝達様式を考えた方がよし
 (B)細胞間橋があつて原形質的な連絡のあるsyncytiumを考えた方がよい
 (C)細胞間橋はあつても原形質は境界膜で仕切られているnexusを考えた方がよい
 (D)隣接細胞と限局した部分で接触するephapseを考えた方がよい
 (E)構造のいかんに関わらずある細胞の収縮によつて隣接細胞は伸張され興奮しうる
 (F)興奮の伝播は神経を介して行なわれる。
 2.今後どんな点がはつきりしたらこの問題が解決されるでしようか。将来の見通しなどをご放言下さい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら