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文献詳細

雑誌文献

生体の科学17巻6号

1966年12月発行

文献概要

実験講座

位相差顕微鏡と干渉顕微鏡(Ⅱ)—その構造と有効な使い方

著者: 水平敏知1

所属機関: 1東京医科歯科大学

ページ範囲:P.287 - P.293

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 位相差像の原理と特性
 さて,話を少々はじめにもどし,なぜ位相板を用いると位相差像として見得るかを考えてみよう。
 さきに一寸ふれたように,無染色のために一見まつたく無構造に見える標本でも細胞内の各構造物間,あるいは細胞体と封入剤との間には多少とも屈折率や厚さの差(位相差,phase difference)があるが,ここを通過してきた光を光学系を通し終像としてみるときにわれわれの眼はそれらの間に存するわずかの位相差を見分け得ない。なぜだろうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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