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実験講座
リン脂質の分離精製法(Ⅲ)
著者: 下条貞1
所属機関: 1札幌医科大学
ページ範囲:P.34 - P.43
文献購入ページに移動 リン脂質の分析法
1.総リン脂質の定量
組織脂質抽出液中の総リン脂質量,あるいは分離精製の各過程におけるリン脂質量を求めるには,その溶液の一部をとり有機リンを定量する。リン量を25倍するとリン脂質量の概算が得られる。
有機リンの定量(Bertlett法63))
ⅰ)湿式灰化:試料溶液(約0.5〜5μgP含有)を試験管にとり,湯浴上で加熱し溶媒を除去する。次に0.5mlの10N H2SO4を加え150〜160℃で3時間加熱する(200℃で30分加熱でもよい)。冷後30%H2O2を2滴加え同じ温度でさらに1.5時間加熱する(200℃,30分でもよい)。
1.総リン脂質の定量
組織脂質抽出液中の総リン脂質量,あるいは分離精製の各過程におけるリン脂質量を求めるには,その溶液の一部をとり有機リンを定量する。リン量を25倍するとリン脂質量の概算が得られる。
有機リンの定量(Bertlett法63))
ⅰ)湿式灰化:試料溶液(約0.5〜5μgP含有)を試験管にとり,湯浴上で加熱し溶媒を除去する。次に0.5mlの10N H2SO4を加え150〜160℃で3時間加熱する(200℃で30分加熱でもよい)。冷後30%H2O2を2滴加え同じ温度でさらに1.5時間加熱する(200℃,30分でもよい)。
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