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文献詳細

雑誌文献

生体の科学18巻2号

1967年04月発行

文献概要

実験講座

位相差顕微鏡と干渉顕微鏡(Ⅲ)—その構造と有効な使い方

著者: 水平敏知1

所属機関: 1東京医科歯科大学

ページ範囲:P.81 - P.91

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 位相差法の変則的使い方(暗視野法)
 すでに説明したように,位相差法Phasc(contrast)microscopyは集光レンズ前焦点の位置に置かれた環状絞りと,それに対応する対物レンズ後焦点の位置に組み込まれた位相板によつて成り立つ。もちろんこの場合は対物レンズの倍率に対応した大きさの環状絞りが必要で100倍の対物(位相差用)には100倍対物用の大きさの環状絞りをターレット・コンデンサーのターレットを回転してその光路中に正しく入れてやる。その他の倍率用の絞りを入れたのでは多少の"絞り"の効果はあるが位相差効果は得られない。
 ところがたとえば次のような組み合せをつくつてみると,ほとんど完全な暗視野効果が得られる(第25図,第34図の5,6,7,8)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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