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文献詳細

雑誌文献

生体の科学18巻4号

1967年08月発行

文献概要

抄録

「小胞体」セミナー(2)—その構造,機能および発生について

著者: 江橋節郎2 浜清3 黒住一昌4 永野俊雄5 小川和朗6

所属機関: 1Yale大学解剖学教室 2東京大学医学部薬理学教室 3大阪大学医学部解剖学教室 4群馬大学内分泌研究所形態学部門 5千葉大学医学部解剖学教室 6関西医科大学解剖学教室

ページ範囲:P.218 - P.220

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 細胞内膜の細胞化学
 未固定組織またはaldehyde固定を行なつた組織を緩衝液,基質または金属塩のcapture reagentを含んだ種々の細胞化学用反応液の中でincubateした。これらの組織を続いて,オスミウム酸て再固定し,脱水し,エポキシ樹脂で包埋した。
 これらの組織の超薄切片はcapture reagentと基質の加水分解したものと結合した結果できた不溶解性の電子線を透過しない沈澱物である最終反応産物が酵素活性のある微細構造部位あるいはその近くに沈着することを示した。すなわち証明された酵素系の種類に従つて,粗面小胞体,滑面小胞体,核膜あるいはゴルジ複合体の構成要素などの上または内面の近くに多分沈着すると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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