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実験講座
位相差顕微鏡と干渉顕微鏡(Ⅴ)—干渉顕微鏡とその利用法
著者: 水平敏知1
所属機関: 1東京医科歯科大学
ページ範囲:P.87 - P.99
文献購入ページに移動 干渉顕微鏡の生物・医学的試料への利用とそれを用いての試料の位相差量,質量の測定
前号でのべたように,干渉顕微鏡は位相差顕微鏡の有する宿命的な欠点であるいわば不完全な位相差像(haloの発生を含めて)から完全な位相差像の再現を実現したと同時に,条件がそろえば試料内の位相差量や質量の測定を可能にしたすばらしい顕微鏡である。したがつて,その用途を二つに分けて考えることができる。その第一は位相差顕微鏡と同様に無染色透明な試料の観察であり,第二は測定顕微鏡としての用途である。
前号でのべたように,干渉顕微鏡は位相差顕微鏡の有する宿命的な欠点であるいわば不完全な位相差像(haloの発生を含めて)から完全な位相差像の再現を実現したと同時に,条件がそろえば試料内の位相差量や質量の測定を可能にしたすばらしい顕微鏡である。したがつて,その用途を二つに分けて考えることができる。その第一は位相差顕微鏡と同様に無染色透明な試料の観察であり,第二は測定顕微鏡としての用途である。
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