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文献詳細

雑誌文献

生体の科学19巻6号

1968年12月発行

文献概要

主題 嗅覚・2

嗅神経系の電気生理学—嗅粘膜の遅電位のイオン機序

著者: 高木貞敬1

所属機関: 1群馬大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.258 - P.280

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 綜説その1(高木,1961)において嗅粘膜の構造とそれに匂を吹きかけた時発生する遅電位の諸性質について述べた。その後の研究により,クロロフォルム,エチレンヂクロライドその他の匂によつて著明な陽性遅電位が見出されたので,今日までに判明した嗅粘膜電図(Electro-olfactogram,略してEOG)を分類するとつぎの五型となる。
 a)陰性On型嗅粘膜電位(Negative On-EOG)
 Hosoya & Yoshidaにより1937年に発見され,1954年以来Ottoson(1954,1956,1958,1963 a)その他下記の人々により詳細に調べられたもの。Ottoson(1956)はこれを‘Electro-olfactogram’と名付けた。最近カタツムリの嗅粘膜でも,この電位が記録された(Suzuki,1967)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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