文献詳細
文献概要
主題 嗅覚・2
嗅神経系の電気生理学—嗅粘膜の遅電位のイオン機序
著者: 高木貞敬1
所属機関: 1群馬大学医学部生理学教室
ページ範囲:P.258 - P.280
文献購入ページに移動 綜説その1(高木,1961)において嗅粘膜の構造とそれに匂を吹きかけた時発生する遅電位の諸性質について述べた。その後の研究により,クロロフォルム,エチレンヂクロライドその他の匂によつて著明な陽性遅電位が見出されたので,今日までに判明した嗅粘膜電図(Electro-olfactogram,略してEOG)を分類するとつぎの五型となる。
a)陰性On型嗅粘膜電位(Negative On-EOG)
Hosoya & Yoshidaにより1937年に発見され,1954年以来Ottoson(1954,1956,1958,1963 a)その他下記の人々により詳細に調べられたもの。Ottoson(1956)はこれを‘Electro-olfactogram’と名付けた。最近カタツムリの嗅粘膜でも,この電位が記録された(Suzuki,1967)。
a)陰性On型嗅粘膜電位(Negative On-EOG)
Hosoya & Yoshidaにより1937年に発見され,1954年以来Ottoson(1954,1956,1958,1963 a)その他下記の人々により詳細に調べられたもの。Ottoson(1956)はこれを‘Electro-olfactogram’と名付けた。最近カタツムリの嗅粘膜でも,この電位が記録された(Suzuki,1967)。
掲載誌情報