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文献詳細

雑誌文献

生体の科学2巻3号

1950年12月発行

文献概要

展望

皮膚電氣反射(精神電流現象)に關する最近の知見

著者: 藤森聞一1

所属機関: 1國立東京第二病院研究檢査科

ページ範囲:P.98 - P.103

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 1.序言
 所謂皮膚電氣反射は感動をよく現す所から特に心理学的に興味がもたれているが,自律神経乃至汗腺機能の鋭敏なる標識として生理学的にも興味深い現象であり,特に近年Richter等によつて臨床生理学的研究が目覚ましく展開された結果,今後交感神経外科等臨床の実際面にも應用され得るものと思われるもので,以下此の現象に関する最近の知見を述べてみたいと思う.
 なお此の現象の名称についてはGildemeisterはGalvanischer Hautreflexの名称を提称しており,米國に於てもGalvanic skin reflex(response)の名称が使用されているので,心電図の場合と同樣にGildemeisterの名称を日本流に皮膚電氣反射と訳した方が穩当の樣に思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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