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文献詳細

雑誌文献

生体の科学2巻3号

1950年12月発行

文献概要

論述

化學療法剤Gantrosanの試驗管内抗菌作用並に生体内濃度

著者: 八田貞義1 靑山好作1 丹治園枝1 中島富子1 林長男1 小澤茂子1 中井毅2 山本一朗2 長澤弘明2

所属機関: 1國立衛生試驗所細菌部 2日本医科大学衛生学教室

ページ範囲:P.114 - P.118

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 1.まえがき
 病原細菌に対する化学療法剤の研究ばProntsilの発表以來,撓ゆまざる努力の成果としてSulfonamide誘導体(S誘導体と略す)はSulfathiazole(S. T. と略す),Sulfadiazine(S. Dと略す)と相次で有効な新藥の報告がなされ一つの頂点に達したかの感を與えたが,最近Nu-445,Gantrisin,1〜2)或はGantrosan-La Roche(3.4-Dimethy1-5-Sulfanilamino-isoxazole以下G. Sと略す)と呼ばれる高級Sulfonamide誘導体の合成並にこれについての成績が報告され,わが國に於いても最近それの臨床的効果が問われようとしている.そこでわれわれは基礎的な成績を得るためにこのもののもつIn Vitro抗菌作用並に生体内濃度について檢討を加えることにした.
 以下その成績について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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