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文献詳細

雑誌文献

生体の科学2巻3号

1950年12月発行

談話

Chrom酸酸化法による尿Vakat酸素測定法

著者: 齊藤利信1

所属機関: 1北海道大学医化学教室

ページ範囲:P.128 - P.130

文献概要

 Ⅰ 緒論
 1927年Müller1)は尿中不完全酸化物の酸化に要する酸素量を測定し,これをVakat酸素と名づけた.1932年Kanitz2)はこれを改良し爾來Kanitzの変法として用いられて來た.併し乍らこの方法によるときは,特殊な装置と比較的長時間を要し,又別に塩素量を測定して補正する等操作が複雜であり,又この方法は血液に應用し得ない等の欠点があつた.この点に注目した当教室渡辺3)はChrom酸酸化による血清Vakat酸素微量測定法を考案発表したが,余はこの方法を尿に適用し尿のVakat酸素を從來の方法に比し遙に簡易に且つ正確に測定しうることを見出した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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