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文献詳細

雑誌文献

生体の科学2巻3号

1950年12月発行

文献概要

談話

コロイド滴定の臨床的應用(その1)—人腦脊髓液蛋白量の簡易新定量法に就いて

著者: 森益太12

所属機関: 1京都大学医学部医化学教室 2京都大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.131 - P.133

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 コロイド滴定法1),2)は昭和22年東大理学部生物化学教室寺山宏氏に依つて創始せられ,今日迄未開の分野として遺されていた諸電解コロイド(水溶性蛋白を含む)の微量定量法を完成された所のものである.氏の業績は昭和24年4月 日本生化学会に於いて発表せられ,私は氏の絶大なる御厚意の下に試藥其の他の分譲に與り本法の生化学的乃至臨床的應用を試みることとなつた.その結果先づ本法が人脳脊髓液蛋白定量法として應用せられる時は,從來臨床諸家によつて愛用せられつつある所の簡易脳脊髓蛋白定量法に比べて遙かに優秀にして,その簡易性,鋭敏性,正確性に於いて他の追從を許さないものがあることを確め得た.依つて其の方法並に成績を簡單に茲に紹介したい.
 私は脳脊髓液に対して寺山氏コロイド滴定法を実施して次の事実を確めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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