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オタマジャクシ心臓の生理學的研究
著者: 石原明1
所属機関: 1日本大學醫學部生理學教室
ページ範囲:P.175 - P.179
文献購入ページに移動 1.緒言
今までオタマジャクシは發生學の領域に於て,主に形態學的,組織學的研究の對象として用いられてきた。從つて機能的なことは形態學を通して知られることが多く,殊に心臓については,器官發生はよく調べられているが,その機能的なことがらはあまり調べられていなかつた。
私は,私どもの教室のテーマである心臓の歩調取りの研究1)の一端として,成長期にある幼若な心臓の機能について調べてみたいと思つて,次の實驗を試みた。
今までオタマジャクシは發生學の領域に於て,主に形態學的,組織學的研究の對象として用いられてきた。從つて機能的なことは形態學を通して知られることが多く,殊に心臓については,器官發生はよく調べられているが,その機能的なことがらはあまり調べられていなかつた。
私は,私どもの教室のテーマである心臓の歩調取りの研究1)の一端として,成長期にある幼若な心臓の機能について調べてみたいと思つて,次の實驗を試みた。
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