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文献詳細

雑誌文献

生体の科学20巻1号

1969年02月発行

文献概要

解説講座 鼎談

カテコールアミンについて(1)

著者: 吉田博1 菅野富夫2 大塚正徳3

所属機関: 1大阪大学医学部薬理学教室 2東京大学医学部生理学教室 3東京医科歯科大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.21 - P.28

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 □カテコールアミン研究の現状□
 大塚(司会) 吉田先生と菅野先生にお忙しいところをおいでいただきましたので,カテコールアミンを中心にお話し合いをはじめて頂きたいと思います。
 カテコールアミンはホルモンであると同時に伝達物質であるといつた特異的な物質で,二つの面をもつています。もう一つには生化学的,生理学的,あるいは形態学的,薬理学的に,いろいろな方面から研究されて,それが最近になって実を結んでいるように思います。たとえば,アセチールコリンなどは主として生理学的な面から追究されているのと比べて,カテコールアミンの方は多様な方向からの研究が成功して,最近,大きく進歩したというようなことがあるかと思います。だいたいの現状の概括というか,展望をまず吉田先生からお話していただきたいと思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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