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文献詳細

雑誌文献

生体の科学20巻4号

1969年08月発行

文献概要

解説講座 座談会

カテコールアミンについて(4)

著者: 栗山煕1 吉田博2 小沢鍈二郎3 大塚正徳3 熊谷洋4

所属機関: 1九州大学歯学部生理学教室 2大阪大学医学部薬理学教室 3東京医科歯科大学医学部薬理学教室 4東京大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.168 - P.174

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 骨格筋とカテコールアミン
 熊谷 話を先に進めさせていただいて,今度は,骨格筋ですね。昔から骨格筋の問題は論じられているけれども,なかなか一元的な解釈はできないようですが,この辺はどんなふうにいま進んでいるのでしようか。
 栗山 私たち骨格筋に対して,三つの実験をやつております。一つはラットの横隔膜に対するCA,それから魚の血合筋と呼ばれている赤い筋肉,それにミミズの筋肉(斜紋筋)と,この三つの筋肉で比較して,とくにneuromuscular junctionと,後膜の性質を調べております。この三つの筋肉で,CAは後膜のいわゆるneuromuscular transmissionの機構に増強作用があります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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