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文献詳細

雑誌文献

生体の科学21巻1号

1970年02月発行

文献概要

解説講座 鼎談

性ホルモンの作用機構(1)

著者: 加藤順三1 藤井儔子2 江橋節郎3

所属機関: 1東京大学医学部産婦人科学教室 2東京女子医科大学薬理学教室 3東京大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.37 - P.42

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 司会(江橋) 今日のテーマは性ホルモンの作用機構ということですが,性ホルモンというのは昔から医学の中では非常に大きな位置を占めてきた古い問題です。それがいま新しい観点から取り上げられようとしているわけです。というのは1950年この方爆発的な進歩を遂げた分子遺伝学,いわゆる分子生物学というものがある段階に到達すると同時にある壁にぶつかつているわけです。今後の生物学の方向というものは,そういう分子生物学に基盤を置いた発生学ないしは分化,成長,遺伝というような問題になつてきているということは,これはみながよく知つているところだと思います。そこで当然この性ホルモンが,そういう立場からながめられる時期に来ているということになります。
 今日は,医学の中でホルモンの問題を基礎的な意味で手がけておられる東大産婦人科の加藤博士と東京女子医大の藤井助教授にお集まりいただきました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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