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文献詳細

雑誌文献

生体の科学22巻3号

1971年06月発行

総説

キニンの薬理とその生体における意義(後篇)

著者: 鹿取信1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部付属心臓血管病研究施設薬理研究部

ページ範囲:P.102 - P.133

文献概要

 Ⅳ.生理的意義
 生体内の腺組織とその分泌物中ならびに血液中にキニン生成酵素(キニノゲナーゼ)が多量に含まれることからキニン系,特に腺性カリクレインが何らかの生理的役割を演じているのではないかという考えは古くからあつた。現在までに知られたもののうち,腺組織の機能的血管拡張および新生児の初呼吸に伴う肺循環の開始のキニン系の役割と分娩時のキニノゲンの変化について,述べたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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