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巻頭言
多成分系の薬理学
著者: 高木敬次郎1
所属機関: 1東京大学
ページ範囲:P.153 - P.153
文献購入ページに移動 薬漬けという言葉は今日では日刊紙上でも散見する。薬を必要以上と思われるほど多量にかつ長期間にわたつて服用させることをいう。
もちろん,治療効果の発現を期待しているのであるが,思いがけない副作用が現われることも稀ではない。キノホルムとスモン病とか,フェナセチンと腎障害などの因果関係が事実とすればまさしく薬漬けの好例であろう。
もちろん,治療効果の発現を期待しているのであるが,思いがけない副作用が現われることも稀ではない。キノホルムとスモン病とか,フェナセチンと腎障害などの因果関係が事実とすればまさしく薬漬けの好例であろう。
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