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文献詳細

雑誌文献

生体の科学22巻4号

1971年08月発行

主題 Radioimmunoassay

大分子ホルモンのRadioimmunoassay

著者: 熊原雄一1 福地稔2 松岡徹2

所属機関: 1大阪大学医学部中央臨床検査部 2大阪大学医学部第一内科

ページ範囲:P.176 - P.186

文献概要

 Ⅰ.はじめに
 Radioimmunoassay(RIA)は特異的抗原抗体反応に放射能を利用することで,ごく微量の物質の測定を行なおうとする方法である。したがつて,その物質自身が抗原となり,高力価の,あるいはすぐれたavidityを持つ抗体が比較的容易にえられ,しかもその物質の測定法が未だ十分確立されていない主に大分子のpolypeptide hormoneの測定法として発展してきた。最近では,この分野における技術的進歩はめざましいものがあり,それ自身抗原となりにくい小分子の測定法としての開発の努力も活溌で,その応用の範囲も一段と拡大されつつある。本稿では大分子のpolypeptide hormoneのRIAにつき各論的に概説するのが目的である。
 しかし,この分野は範囲が広く,ともすると総花的にならざるをえないが,各々の分野における現状とその問題点からRIAの現状の理解とその今後になんらかの示唆を与える一助ともなれば幸いである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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