文献詳細
文献概要
研究の想い出
繰り出された糸の行方—生体膜の分極
著者: 鈴木正夫1
所属機関: 1千葉大学
ページ範囲:P.243 - P.248
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私は1924年東大医学部を卒業して,ただちにその生理学教室に入室した。恩師は永井潜先生と橋田邦彦先生であるが,当時は教室は折半されていず,両先生ともテーマを下さるのであつた。私は永井先生からは広く学問の仕方,人の心のあり方など,この世の生き方につき深い教えを受けたが,生理学の系統としては橋田先生の学系に従つた。
1927年秋に助教授として千葉医科大学に来任し,1930〜32年にかけて主としてドイツに留学した。そして1935年に教室を主宰することとなり,自来1965年に定年退官するまで,千葉の生理学教室において多くの若い人々とともに研究にいそしんだ。
私は1924年東大医学部を卒業して,ただちにその生理学教室に入室した。恩師は永井潜先生と橋田邦彦先生であるが,当時は教室は折半されていず,両先生ともテーマを下さるのであつた。私は永井先生からは広く学問の仕方,人の心のあり方など,この世の生き方につき深い教えを受けたが,生理学の系統としては橋田先生の学系に従つた。
1927年秋に助教授として千葉医科大学に来任し,1930〜32年にかけて主としてドイツに留学した。そして1935年に教室を主宰することとなり,自来1965年に定年退官するまで,千葉の生理学教室において多くの若い人々とともに研究にいそしんだ。
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