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文献詳細

雑誌文献

生体の科学22巻5号

1971年10月発行

文献概要

研究の想い出

繰り出された糸の行方—生体膜の分極

著者: 鈴木正夫1

所属機関: 1千葉大学

ページ範囲:P.243 - P.248

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 はじめに
 私は1924年東大医学部を卒業して,ただちにその生理学教室に入室した。恩師は永井潜先生と橋田邦彦先生であるが,当時は教室は折半されていず,両先生ともテーマを下さるのであつた。私は永井先生からは広く学問の仕方,人の心のあり方など,この世の生き方につき深い教えを受けたが,生理学の系統としては橋田先生の学系に従つた。
 1927年秋に助教授として千葉医科大学に来任し,1930〜32年にかけて主としてドイツに留学した。そして1935年に教室を主宰することとなり,自来1965年に定年退官するまで,千葉の生理学教室において多くの若い人々とともに研究にいそしんだ。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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