文献詳細
綜説
筋収縮時およびadrenaline作用時におけるglycogen代謝
著者: 小沢鍈二郎1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部薬理学教室
ページ範囲:P.262 - P.283
文献概要
現代では筋収縮機構を考える上で,少なくとも骨格筋ではenergyを消費する収縮系と,基質を分解してそのenergyを筋収縮の直接のen—ergy源であるATPの形に変換する酵素系に分けて考えることはほとんど抵抗なく受け入れられるであろう。しかしながらこの二つの過程をある程度独立した過程として理解するに至るまでには,一方が本質的なものであり,他方はこれの結果であるとする考え方が支配的であつた時代もあつた。
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