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文献概要
主題 電解質・非電解質の能動輸送・2
角膜のイオン輸送と透明性
著者: 岩田修造1
所属機関: 1千寿製薬(株)研究所
ページ範囲:P.122 - P.137
文献購入ページに移動 Ⅰ.はじめに
角膜(cornea)は眼の光学系の中で水晶体(crystalline lens)と並んで重要な透明生体相で,透明な無血管組織であるがためにまた,その混濁化が失明(blindness)というもつとも恐しい結果につながり,早くから眼科臨床医の中でその混濁防止の研究が行なわれてきた。その積極的研究姿勢の1つが角膜移植(keratoplasy)であり,角膜保存の研究でもあり,そしてまた,薬物での治療研究でもある。
この医学的な立場からの角膜研究とは別に,眼球が直接外界に接する界面としての角膜,または透明多重生体膜としての角膜を生化学,物理化学,そして,光学などの観点から取り扱う基礎的研究もある。そして,その業績は上記の研究と必然的に結合している。
角膜(cornea)は眼の光学系の中で水晶体(crystalline lens)と並んで重要な透明生体相で,透明な無血管組織であるがためにまた,その混濁化が失明(blindness)というもつとも恐しい結果につながり,早くから眼科臨床医の中でその混濁防止の研究が行なわれてきた。その積極的研究姿勢の1つが角膜移植(keratoplasy)であり,角膜保存の研究でもあり,そしてまた,薬物での治療研究でもある。
この医学的な立場からの角膜研究とは別に,眼球が直接外界に接する界面としての角膜,または透明多重生体膜としての角膜を生化学,物理化学,そして,光学などの観点から取り扱う基礎的研究もある。そして,その業績は上記の研究と必然的に結合している。
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