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総説
局所麻酔剤の作用機構
著者: 楢橋敏夫1
所属機関: 1
ページ範囲:P.162 - P.178
文献購入ページに移動神経に働く薬は多くの場合,神経の膜に何らかの機構で影響を及ぼしているということは広く認められている。しかし膜はよく知られているように,決して対称的なものではなく,裏と表が生化学的,生理学的,および薬理学的にみて非常に異なつている。それで薬によつては膜の外側か内側だけに限つて働くことも考えられる。また第二の問題,すなわち麻酔剤の作用形態については過去約50年間にわたつて多くの人々によつて検討され,薬理学上から非常に重要な問題と考えられている28)38)。
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