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文献詳細

雑誌文献

生体の科学24巻5号

1973年10月発行

文献概要

解説

田原の結節発見から現代への発展

著者: 後藤昌義1 池本清海1 八谷アツ子1

所属機関: 1九州大学医学部第2生理学教室

ページ範囲:P.243 - P.256

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 いとぐち
 哺乳動物の心臓における刺激伝導系,ことに房室結節の発見者として世界的にも有名な田原 淳(Sunao Tawara)教授は明治6年(1873年)7月5日生れ,昨年で丁度御生誕100年の記念すべき年を迎えた。
 教授は明治28年第一高等学校に,同31年東京帝国大学に何れも首席で入学,同34年に卒業された俊才で,明治36年(1903年)から3年間,ドイツのマールブルグ大学病理学教室のAschoff教授のもとに留学,房室結節発見の偉業を達成し,明治39年(1906)年にかの有名な"Das Reizleitungssystem des Säugetierherzens"の著書をFischer書店から発行された(第1図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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