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文献詳細

雑誌文献

生体の科学25巻1号

1974年02月発行

文献概要

特集 生体の科学 展望と夢 座談会

生体の科学の将来を語る

著者: 名取礼二1 江橋節郎2 上代淑人3 浜清3 伊藤正男4

所属機関: 1東京慈恵会医科大学生理学 2東京大学医学部薬理学 3東京大学医科学研究所 4東京大学医学部生理学

ページ範囲:P.2 - P.20

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 伊藤(司会) 生体の科学の将来を語るということで,あまり固苦しくお考えにならずに,この分野の学問がいままでどうであつたか,現状はどうか,将来はどうしたらいいのかというようなことを,自由な立場でお話し合い願いたいと思います。
 よくいわれることですが,研究者は,いつも明暗の境に位置している。後ろはばかに明かるくて,物事ははつきりしているけれども,前は真つ暗で何もみえない。しかし,そこを少しずつでも進んでいかなくてはいけないという,はなはだ辛い運命を背負わされております。そういう立場にいて過去に明らかになつたことを一生懸命体系化し,これを手懸りにする。そしてその上に立つて未来を展望する,ということをしよつちゆう繰り返しているわけです。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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