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特集 生体の科学 展望と夢 展望と夢
消化管の内分泌系—その機構と本態を探る
著者: 藤田恒夫1
所属機関: 1新潟大学医学部第3解剖学教室
ページ範囲:P.35 - P.45
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この数年の形態学者の研究によつて,消化管ホルモンの分泌源がどのような細胞で,それがどのようにしてホルモン分泌やその自己規制を行なうかが明らかになってきた。最近の内分泌学における最大のトピックであろうかと思われる。私たちがこの数年間集めてきた消化管ホルモンの分泌源と分泌機序についての知見を紹介し,折りにふれて話を他の内分泌系へも拡張しつつ,その医学的,生物学的意義づけや将来の研究の展望を述べようと思う。
この数年の形態学者の研究によつて,消化管ホルモンの分泌源がどのような細胞で,それがどのようにしてホルモン分泌やその自己規制を行なうかが明らかになってきた。最近の内分泌学における最大のトピックであろうかと思われる。私たちがこの数年間集めてきた消化管ホルモンの分泌源と分泌機序についての知見を紹介し,折りにふれて話を他の内分泌系へも拡張しつつ,その医学的,生物学的意義づけや将来の研究の展望を述べようと思う。
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